小松ウオール工業(石川県小松市)は、国際的な環境情報開示・評価機関CDPの2025年度評価で、気候変動分野「A-」を獲得し、同社として初めて最高評価帯のリーダーシップレベル入りを果たしました。水セキュリティ分野でも「B-」の評価を得ています。
CDPは企業などの環境情報開示を基に独自基準で評価し、A~D-の8段階でスコアを付与します。同社によると2025年度は22,100社超が情報を開示し、約20,000社が採点対象となりました。今回の評価では、SBTi認定に基づく削減目標として2030年度までにスコープ1・2排出量を2019年度比50%削減する計画や、2025年度までの再エネ調達率100%化目標、主要サプライヤーとの連携が挙げられています。
施策面では、2023年4月から本社・工場でCO2排出量ゼロの電力供給を受けているとし、LED化やインバーター制御、廃熱利用で省エネを進めています。製品では独自基準SPSを導入し、再生材採用や移設・再利用を前提にした設計を推進し、例として「マニスクリーン」は樹脂部品に再生材を100%使用するとしています。物流ではモーダルシフトやエコレールマーク取得、廃棄物の再資源化で埋立処分量1%未満のゼロエミッション継続も掲げます。
今後は、パーティションなど「空間の可変性」を通じ、スクラップ&ビルドに依存しない建物の長寿命化や資源循環を後押しし、建設・不動産分野のScope3排出量削減への貢献を進める方針です。
